沖縄の希少動物2~イリオモテヤマネコ~

こんにちは!アイエー住宅販売です。

まだまだ寒い日が続いていますね。僕はデブなのに冬より夏の方が好きだったりします。やっぱり熱い方が体の動きがいい気がしますよね。運動をするわけではありませんが…ちなみに寒い方が痩せやすいそうですよ。寒いと熱を造るために筋肉を動かしてカロリーを消費するみたいです。なるほど。暑い沖縄で僕が痩せない理由はそこにあったんですね。

さて、前回に続いてそんな暑い沖縄に住む希少動物を紹介していきます。決してコラムネタがないからやっつけ仕事をしているわけではありません。

イリオモテヤマネコ

沖縄の希少動物と言えば、ヤンバルクイナとイリオモテヤマネコですよね。前回はヤンバルクイナを紹介させていただいたので、今回はイリオモテヤマネコで行きます!ネコ科ベンガルヤマネコ属に分類される、ベンガルヤマネコの亜種の一見、普通の猫と何が違うのかよくわからない、あのイリオモテヤマネコです。

イリオモテヤマネコは1965年に動物文学者の戸川幸夫氏らが発見しました。20世紀に入って発見された中型以上の哺乳類は稀有だったことや、300平方キロメートル(東京23区の約2分の1)にも満たない島にヤマネコが生息していること自体が奇跡などといわれ、国際的にも注目されました。発見者の戸川幸夫氏は取材で訪れていた沖縄で西表島には野生の猫がいるらしいという話を聞き、飼い猫の野生化したものだろうと思いつつも、西表島で聞き取り調査を始めたそうです。

普通の猫との違い

イリオモテヤマネコの大きさは普通の家猫と同じサイズだそうです。という事で僕と同じで普通の猫とイリオモテヤマネコの違いがわからない方の為にイリオモテヤマネコの特徴を書いていきます。

「耳の先っぽが丸い」「あまりミャーミャー鳴かない」「喉をゴロゴロさせる音はほとんど出さない」等です。うん。非常に分かりにくいですね。それと、動物食の雑食性で、ネズミ、カルガモ、蛇、トカゲ、コオロギ、カニ、カエルと何でも食べるせいか体臭が非常に強いそうです。イリオモテヤマネコを見たことはありませんが「体臭が非常に強い」というほどですから、初見でもすぐに気づくのでしょう。「うわっ!このネコ、オイニーきっつー!」と思ったら、それはイリオモテヤマネコです(笑)

イリオモテヤマネコの危機

さて、そんなイリオモテヤマネコですがご存知だとは思いますが絶滅危惧種です。なぜ普通の猫と同じようにしか見えないのに危機的な状況になっているかというと、いくつかの理由があります。まずは普通猫と違って子供の数が少ないことです。普通の猫は5~8匹産むと言われていますが、イリオモテヤマネコは1~3匹しか産まないそうです。その他、行動圏内に沖縄県道215号が走っていて、生まれたばかりの子ヤマネコが横断する時の交通事故が毎年、数件あるそうです。さらに、犬に食べられたりイノシシ用の罠に捕らえられることもあります。現在100頭ほどがいるとされているイリオモテヤマネコですが、研究者によっては、生息数が100頭程度を下回ると、個体群の維持が難しいのではないかという人もいます。

まとめ

いかがでしたか?いままで猫を4匹飼っていた僕としては、家猫とは違うとはいえ、猫が絶滅すると聞くと寂しくなります。ちなみに日本在来種の猫はベンガルヤマネコ(イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコ)だけで、それ以外(私たちの知る身近な猫)はすべて外来種らしいです。だから特別天然記念物に指定されているわけですね!まさか、いままで可愛がっていた猫がよそ者だったとは。そう考えると余計にイリオモテヤマネコの事を守ってあげたくなりますね。