【那覇市の木造建築】シロアリは本当に大丈夫!?
沖縄の木造建築で多くの人が心配になるのが「シロアリ」の被害だと思います。
結論、今の木造建築は昔に比べて、シロアリや台風などにもしっかり対応がされており、安心して暮らしていけるようにな作りになっています。
今回は、お家を食べてしまうシロアリに対してどのような対応がされているか、保証、メンテナンスなどについて詳しく書いて行きたいと思います。
そして、最後にシロアリにも強い沖縄県の那覇市の木造戸建てを具体的に紹介していきたいと思います。
沖縄(那覇市)のシロアリの種類について
日本に生息しているシロアリは合計で17種類と言われています。
その中で建物に被害を与えるシロアリは3種類。
・ヤマトシロアリ
・イエシロアリ
・ダイコクシロアリ
沖縄県にはなんと、その3種類全てのシロアリが生息しています。
沖縄県は、日本唯一の亜熱帯地方に位置し、四季を通して高音・多湿であり、シロアリが生活するのには好環境なのです。
ヤマトシロアリ(全域)
▶︎体長:3.5mm~6.0mm
“地中に営巣するが、特別な塊状の巣は作らず、加害場所が巣となる。羽アリは4~5月の日中に行われ、夜間灯火に集まる週間はない。コロニーの個体数は1~3万といわれる。„
(引用:クリーンドクター)
イエシロアリ(全域)
▶︎体長:7.5mm~9.5mm
“地中や建物内に塊状の大きな巣を作り、そこを拠点とし周辺を加害する。羽アリの群飛は6~7月夕暮れから夜にかけて行われ、灯火に誘引飛来する。コロニーの個体数は100万に達する。„
(引用:クリーンドクター)
ダイコクシロアリ(奄美以南)
▶︎体長:5~7mm
“乾燥に対して極めて強く、巣や蟻道を作らず、加害場所が巣となる。コロニーは小さく材中に穿孔して小集団で加害する。羽アリの群飛は5~8月に夜間何回も行われ、灯火に飛来する。„
(引用:クリーンドクター)
木造建築のシロアリ対策について
では実際、沖縄の木造建築ではどのようなシロアリの対策を施しているのでしょうか。
木造建築のシロアリ対策:ベタ基礎
シロアリは地面から地面から住宅に侵入してきます。
そのシロアリの侵入経路を塞ぐため、建物の基礎の部分を「ベタ基礎」という施工方法を用いられて基礎を一面コンクリートで覆った基礎にします。地面との接地部分が、コンクリートで覆われていますので、シロアリの侵入を防ぐことができます。
木造建築のシロアリ対策:木材の工夫
使用される木材もベイヒバなど、シロアリの好まない材質を使用します。その為、シロアリは好んで食べません。
まずはシロアリにとって美味しいエサとなる木材で家を建てないことが重要です。
そしてしっかり駆除処理を行った乾燥木材を使用します。すでにシロアリが寄生している木材を使用したら、どんなに外に侵入予防線を張っても意味がありませんからね。
木造建築のシロアリ対策:安心の保証制度
5〜6年毎に定期的に、点検し、防虫防蟻(ぼうちゅうぼうぎ)処理といったメンテナンスを実施することにより、30〜35年の保証をつけている建築業者がほとんどです。
シロアリの発生する環境を熟知し、好まない木材を使用して、基礎の部分で侵入経路を塞ぎ、床下、室内とあらゆる所で換気。防塵防蟻処理を定期的に実施することにより長期の保証までつける。保証を付けると言うことは単純にシロアリに食べられないといった、建築会社の自信の表れでもあるのです。
那覇市の新築木造一戸建てをご紹介
【新築木造一戸建て】那覇市具志第一《1号棟》全3棟
▶︎所在地: 沖縄県那覇市具志
▶︎交通 :バス 徒歩9分(松川入口 停歩9分)
▶︎間取り: 4SLDK
▶︎面積: 97.20m²
▶︎土地面積:149.14m²
価格:3780万円
この広さ・間取りでこの価格。それは上で説明した通り、やはり木造建築が故に建築コストを抑える事ができるからなんですね。
まとめ
沖縄ではシロアリに食べられるから、といった理由で木造住宅を敬遠し、『沖縄=コンクリート住宅』といった考えの方がまだまだ多いのが実情です。
木造住宅に住む=自然の中に溶け込んで住む すなわち自然と共存すると言うこと。それが健康や地球環境・エコに繋がる住宅の在り方だと考えます。
人は、家族の幸せのために家を建てます。健康的で居心地が良い家に住みたいですよね。 それを実感できるのは、『木造住宅』ならではだと確信しています。
沖縄の木造建築については下記記事でもそれぞれご説明しております。
ぜひ参考にしてみてください。
◇沖縄県内の木造住宅 実情と今後の行方
◇沖縄の木造住宅に住むなら必見。逃れられない『台風』への備え
◇沖縄の木造住宅『塩害』について〜島であるが故に悩まされる潮の被害〜
◇沖縄にRC(鉄筋コンクリート)が根付いた理由と現代の木造