あなたはどっち派?人気を二分する沖縄の郷土料理 ~中身汁vsいなむどぅち~

一年を通して親戚が集まることの多い沖縄。年始回りやお盆、しーみー、入学祝等々、何かあると集まりますよね。みんなで集まってくゎっちー(ご馳走)を食べる。これぞ!沖縄の親戚付き合いです。

みんなで食べるくゎっちーの中には、必ずと言っていいほど汁物が付いてきますよね?その2大巨塔と言えるのが『中身汁』と『いなむどぅち』です。

どちらも学校給食に出てくるほどお馴染みの郷土料理ですが、それぞれの門中や家庭によっても『中身汁派』、『いなむどぅち派』に分かれるようです。そこで、この沖縄2大汁物に迫りたいと思います!

中身汁とは?

『中身』とは豚の内臓のことで、主に小腸や胃の部位です。この中身を豚肉や蒟蒻、椎茸などと一緒に、かつおだしベースのおすましにしたものが中身汁。子供の頃はそのまま食べましたが、大人になるとネギや生姜などの薬味を入れて楽しんだりもしますね!

どうやって作るの?

私は無精な方なので、極力簡単にご紹介します。材料の量も、お好きなだけ入れてください!!

《材料》
・中身(お肉屋さんで茹でられたものが便利)
・蒟蒻(いなむどぅち・中身汁用)
・人参(短冊切り)
・干し椎茸(水でもどして5㎜幅の細切り)
・干し椎茸のもどし汁
・かつおだし(濃いめ)
・塩、醤油

《薬味》
・万能ねぎ
・おろし生姜

用意した、塩・醤油以外の材料を鍋で煮込み、時々灰汁を取ります。
しっかり火が通ったら、塩と醤油で味を調えます。
お椀に入れ、お好きな薬味を添えたら出来上がり!

※肉屋さんに行くと、下処理をして茹でられた状態の中身が売られていたりしますね。今回はそれを使った作り方です。

いなむどぅちとは?

透明な中身汁に対して、白みそ仕立てのお汁がいなむどぅちです。『いな=猪』、『むどぅち=もどき』という意味だそうです。昔は猪肉を使って調理されたものが豚肉を使うようになり、この名前がついたとのこと。

作り方は?

こちらもざっくりなレシピです。入れる分量は、もちろん「好きなだけ!」ですよ♪

《材料》
・三枚肉(茹でて短冊切り)
・干し椎茸(水でもどして5㎜幅の細切り)
・蒟蒻(いなむどぅち・中身汁用)
・カステラかまぼこ(短冊切り)
・豚骨だし
・かつおだし
・白みそ(市販のいなむるちみそが便利)

豚骨だし・かつおだしを火にかけ、下ごしらえした三枚肉・椎茸・蒟蒻を入れてます。煮立ってきたら、カステラかまぼこと白みそを加えます。
お椀に入れて、はい!出来上がり!!

どんな時に食べるの?

中身汁&いなむどぅちといえば、やはり冠婚葬祭の席で食べられるのが一般的です。むーとぅやー(一族の本家)の台所には、汁物がたっぷり作れる大きなお鍋が必ずありますよね!

おばあちゃんと長男嫁はお客様をもてなすために、台所をしっかり守っている。というのが子供の頃からのイメージです。

年始回りの席やお盆で集まった時、高校に合格した時、誰かが亡くなった時。嬉しい席でも悲しい席でも、いつでもうちなーんちゅのそばにあるのが中身汁といなむどぅちなんですね。


内地にいる方へ送りたい時は、市販のパウチ商品も便利ですよ!

まとめ

冠婚葬祭の時だけでなく、給食や夕飯にも登場する中身汁といなむどぅち。ヤギ汁やソーキ汁、魚汁やイカ墨汁など、沖縄では多くの汁物が文化として根付いています。その中でも『中身汁』と『いなむどぅち』ほど、老若男女問わず愛されている汁物はないと思います。まさに不動の2トップといえるのではないでしょうか。

ちなみに私は、ゴリゴリの『中身汁派』です・・・。

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