沖縄の変わった風習 模合(もあい)とは??
こんにちは!アイエー住宅販売です!
今回は僕の楽しみの一つの模合について書いていこうと思います。僕の参加しているモアイは地元の先輩、同級生、後輩で行っています。月に一度みんなで集まって飲み食いするのはとても楽しいですよね~!!
でも、県外の方からしてみると「模合ってなんぞや?」これのことか!
と思う方も多いのではないでしょうか?
そんなモアイについて飲み会大好きな僕がご紹介させて頂きます!
そもそもモアイとは何なの?
模合(もあい)とは、ただの飲み会ではなく、毎月、決まった金額を集めて、それを順番に毎月メンバーの誰かがもらうという仕組みです。
たとえば5人で模合をするとして、毎月、1人1万円という設定をしたら、最初の月に集まった5万円を5人のうちの1人だけがもらって、その次の月の5万円は、まだもらっていない4人のうちの誰かがもらいます。
それを順番に繰り返して、5人全員がもらい終わったら、また1番最初にもらった人が5万円をもらっていくことをずっと繰り返していくのです。
模合1ヶ月目の5万円を、Aさんがもらう。
模合2ヶ月目の5万円を、Bさんがもらう。
模合3ヶ月目の5万円を、Cさんがもらう。
模合4ヶ月目の5万円を、Dさんがもらう。
模合5ヶ月目の5万円を、Eさんがもらう。←ここで全員もらい終える。
模合6ヶ月目の5万円を、またAさんがもらう。
こんな感じで、繰り返していくのです。
出した金額分のお金は必ず最終的に戻ってくるので、模合に入ったところで金銭的に損も得もしません。
模合がある理由
では損も得もしないのになぜモアイはあるのでしょうか?
大きな理由はお金ではなく、集まって飲んだり、色んな話をすることです。仲の良い友人たちが月に1度集まるのは重要な機会です。実際、現在の模合はその多くが飲み会の口実とされており、模合の金額も5,000〜30,000円が一般的だそうです。
模合の歴史
模合の発祥は古く、その原型は18世紀以前の琉球王朝の時代にはすでに存在したようです。
かつて銀行の利子が高く、多くの人にとって「融資」が遠い存在だった頃、一般庶民向けの金融制度としての地位を本格的に確立したのが現在まで続く模合のルーツだそうです。「ちょっと今月厳しくてお金が必要なんだ」といった時に、仲間同士が一時的にお金を貸し合ったことが始まり––というわけです。気軽に行える資金調達の手段として、沖縄のあちこちで重宝されました。
特に戦後の金融機関の復興の遅れで流行した模合の規模は、沖縄県内だけで40億円にも届く規模で行われていたそうです。
模合で気を付けること
当然、お金がかかわってくるということは、トラブルもあるわけでして、お金が払えなくなってしまう人や夜逃げする人もいたり、うまいことを言って詐欺をはたらく者までいるのです。
だから模合というのは、だれとやるのかも非常に重要ですし、相手との信頼がなによりも大事なので、自然と人との関わりが深くなっていくから、沖縄人は横の繋がりが強いとも言われたりします。
今では、さまざまなトラブルを避けるためにも、みんなの負担が大きくならないように小規模でやることが多く、高額な金額を集めているグループというのは非常に少ないのです。
まとめ
以前は「お金の貸し借り」に重点が置かれていましたが、現在では「飲み会や会合の口実」として使われることが多い模合。月に1度という頻度で会える仲間内の集まりがあるからこそ、沖縄の人たちは豊かな交友関係を築いていけるのでしょう。
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