沖縄の世界遺産~識名園①~

はいさい!こんにちは!アイエー住宅販売です!

今回は琉球王朝時代に別邸として、建てられた識名園について書きたいと思います♪

沖縄の世界遺産 識名園

首里城からそう遠くない場所に設けられた識名園。

王家が保養に使ったり、中国からの冊封使(さっぽうし、さっぷうし)を歓待したりするために作られた「おもてなしの館」です。

明治時代に訪れた外国人教師に「識名園は宝石をちりばめた箱庭だ」と言わしめたという。識名園は平成12年(2000)に「琉球王国のグスク及び関連遺跡群」の一つとして世界遺産に登録された。

池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園という、日本庭園の様式を基本に設計されているが、園内に作られた石橋や六角堂などは中国風。異国の様式が混在すること、普通はアンバランスになって違和感があるものだが、現代にも受け継がれている沖縄の「チャンプルー(まぜこぜの意)」精神によって、琉球庭園というべき新しい美のかたちを生み出している。王家の人間か、冊封使の一行にしか使うことのできなかった特別な空間・識名園の魅力を余すことなく満喫してほしい。

琉球王国一の楽園 識名園

識名園の魅力は、緑あふれる安らぎの景観です。展望台である観耕台(かんこうだい)からは、沖縄南部の大パノラマが楽しめる。王家の人々が息抜きをしたり、外国の使節を接待したりしていたというのもうなずける。

洋上に浮かぶ琉球王国では、海外との交易は欠かすことのできない国家事業だった。そして、それを後押ししてくれるのが、強大な力を持つ中国王朝との良好な関係だった。中国の皇帝から国王任命されることでそのサポートが受けられるというシステムになっており、友好的な琉球王国には代替わりのたびに中国本土から使者が派遣されてきた。これは、冊封使(さっぽうし)と呼ばれ、一般的には半年ほど滞在していたという。

彼らは、那覇の天使館(てんしかん。皇帝〈天子〉の使いの館という意)という建物に主に滞在した。冊封使はしばしば王国側と交流を持つ機会があり、その舞台となった場所のひとつが御茶屋御殿(うちゃやうどぅん。御殿とは王族の住む邸宅のこと)だ。首里城にほど近い位置にあった建物は何度も外国使節の接遇に用いられるが、使節が「甚だ簡朴なり」と書き残すなど、どちらかといえば少し控えめな佇まいだったようだ。

こうした背景もあって、急遽整備されたのが識名園。御殿を中心に建てられた広大な庭園は、琉球の王家でもっとも大きな別邸で、1799年に完成したといわれている。首里城の南に位置する識名園は「南苑」と名付けられた。実際に訪れた冊封使たちが感嘆の声をあげるほど美しく、戦前には揮毫された碑や扁額(へんがく。建物や門などに掲げられる額)が9点も残っていた。現在はそのうち3点しか残っていないが、識名園造営という大プロジェクトが成功していたことがうかがえる。

おもてなしの館 識名園

かつて識名園を訪れた王族や冊封使は、正門から入っていた。これは屋門(やーじょう)と呼ばれる赤瓦ぶきの屋根付き門で、格式のある屋敷にしか許されないもの。当時は、国王や冊封使が各ポイントを通過して近づくと伝令が走り、門の前に立つと同時に、使用人が門を開閉していたそうだ。これは現代でいうところの自動ドアのようなものだ(現在は正門からの出入りはできず、別に入園受付が設けられている)。

その正門を通ると、戦火をまぬがれた石畳道が続く。ここで注目したいのは、なだらかにカーブを描くその道筋だ。うっそうと茂った樹林のなかを、曲がりくねってS字形をなす坂道。ガジュマルやアカギといった緑のトンネルに仕切られた空間で、前方に何があるのかわからない。

しかし、石畳道を抜けると、美しい池が目に飛び込んでくる。訪れる者をあっと驚かせた、こうした演出は、日本本土でも見られる技法だ。

その左手には、「あいかた積み」という沖縄独自の美しい石の積み方で囲まれた池の水源が見えてくる。中国の使節によって「育徳泉」と名付けられ、そのすぐれた水質から「甘醴延齢(甘い水は長生きさせてくれるの意)」と記されたお誉めの石碑が国使節によって立てられるほど、清らかな水が湧いていたという(石碑や石積みは沖縄戦の艦砲射撃などで欠けている)。育徳泉の先には石垣が設けられ、再び左右が見渡せなくなる。

最後に

ここまで識名園が当時どのように使われていたのかを書きました。

琉球王国随一の楽園と言われた識名園

魅力が多すぎて、書ききれなかったところがあるので次回書いていきたいと思います。

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