沖縄の守り神 シーサー。-意味や由来のお話-

沖縄県のお家の守り神といえば??
そうですね、シーサーですね。

沖縄のお家の守り神であり、お土産屋さんでも人気です。テレビの番組などでも取り上げられるなど全国的にも認知度はあるかと思います。

シーサーは知っているけど、、その由来や性別があった!などシーサーについて意外と分からない事って多いんじゃないでしょうか?今回は、シーサーについての記事を書いていきたいと思います。

シーサーの始まりと沖縄県八重瀬町にある最古のシーサー

シーサーの始まり

そもそもシーサーとは何か?シーサーとは、沖縄の方言で『獅子』を意味します。エジプトのスフィンクスが原型になっているのではないかと言われております。シーサーは建物の門や屋根などに設置されており、家や人に降りかかる災いを追い払う魔除けの役割を持っています。
そして、そのシーサーの始まりですが1689年ごろ、火事が多発していて住民が困りに困って風水師に相談したところ、八重瀬岳に向けて獅子の像を置くと火事を防げる!と助言され、実際に設置したところ火事がなくなったとのこと。
この出来事がシーサーの始まりと言われ、守り神として民家にも普及していったそうです。そしてこの由来と言われるシーサー、なんと現在でも残っているのです。

最古のシーサー

八重瀬町東風平(やえせちょうこちんだ)の富盛(ともり)地区にあります。現存最古のシーサーと「富盛の石彫大獅子」言われており、高さ1.4m、全長1.75mとかなり大きいですね。

昭和49年に沖縄県の指定有形文化財にも登録されています。表面に複数の穴が開いていて、1945年の太平洋戦争での沖縄での地上戦の弾痕だそうです。あの激しい銃撃戦の中、残っているなんてすごいですね。

シーサーの置き方ってあるの?見分け方は?

シーサーには性別があって、口が開いている方が雄、口が閉まっている方が雌。
二体で一組、正面から見て右に雄、左に雌を設置するのが一般的です。諸説ありますが、雄雌それぞれ役割があって、右側の雄が魔物を捕まえて退治し、左側の雌があらゆる災難を家に入れないようにし福を招き入れるとされています。
これといった決まった置き方はなく、何個置いても何処に置いても良いとのこと(笑)
このゆるい感じが沖縄っぽくて良いですね(笑)
また、様々な場所で見かけるシーサー。こんなところにも!なんて。ちょっとご紹介したいと思います。

屋根の上にいるシーサー


シーサーの真下には仏壇があるとされています。ご先祖様と共に家を守って欲しいとの思いがあったので屋根の上に置かれたのでしょうね。

お土産屋さんのシーサー

お土産屋さんに、キーホルダータイプや様々なデザインのシーサーが売っています。カラフルでお土産にも人気ですよね。

那覇市の国際通りの入り口にあるシーサー

国際通りは、毎日観光客で賑わっており観光地の雑誌などにも必ずと言っていいほど載っているスポット。お土産屋、飲食店などいろんなお店が並んでいます。

沖縄県最大のシーサー

沖縄県読谷村(よみたんそん)の残波岬にある、超巨大シーサー。全高およそ7mもあります。『守り神』として作られたわけではなく、かつて中国との貿易で栄えた読谷村、その文化を後世に伝えるために作られたそうです。

デカイ!デカすぎる!(笑)
写真だとあまり伝わらないかもしれませんが・・・とにかく大きいです!見たことない方は一度見てください。
 

自動販売機の上にもシーサー?

自動販売機を守るシーサー(笑)

もはや何でもありですね。シーサー作りを実際に体験出来るスポットもあります。
自分で作成した世界に一つ(一組?)だけのシーサーをお家の守り神として置くのも良さそうですね。

まとめ

約350年前のシーサーがまだ残っているのはすごいですね。観光地や、飲食店前、民家、アパート、お城や公園などいろんな所にいろんなシーサーがあります。ちょっと変わったシーサー巡りなどをしても楽しそうです。
沖縄の建物と関わりの深いシーサー。
新しく戸建を購入された方、シーサーを何処に置くか、どんなシーサーを置くかを家族で考えるのも楽しそうですね。