沖縄で木造住宅??シロアリは大丈夫なの?


沖縄といえば…強い日差し、白い砂浜、どこまでも続く青い海、心地よい風。

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沖縄の住宅といえばコンクリートが主流ですが、ここ数年で木造住宅の需要がかなり増えてきています。その理由は何か、沖縄の高湿多温の環境に木造住宅が適しているからなのです。

沖縄県内の木造住宅の実情と今後の行方

木造住宅と聞いて『台風は大丈夫?』『シロアリに食べられないの?』といった不安に思う方が多いと思います。以前の木造と比べ、今の木造住宅はかなりの進化を遂げていて、台風、シロアリにもしっかりとした対応がなされているのです。
今回は、お家を食べる『シロアリ』に対してどのような対策をしているのか、保証、メンテナンスなどについて詳しく書いていきたいと思います。

逃れられない『台風』への備え

沖縄にシロアリが多い理由とその種類

沖縄県は、日本唯一の亜熱帯地方に位置し回りを美しい海に囲まれていて、四季を通して高温、多湿であり、白蟻が生活するのにかなりの好環境なのです。白蟻による被害の件数も他府県に比べてかなり多く被害額も尋常ではありません。
またその種類も多く、1年中ずっと活発に活動しています。日本には、約16種類のシロアリが生息していますが、主に住宅に被害をもたらすのは、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、ダイコクシロアリの3種類で、沖縄県にはなんと、その3種類すべてのシロアリが生息しています。シロアリは、比較的に暖かくて、湿気の多い木材を好みます。

せっかく建てた夢のマイホームがシロアリに食べられて、修繕に多くの費用が発生する、、、木造だから特に不安、、、って思うウチナンチュ(沖縄人)は、多いと思います。
安心して下さい!しっかりとした対策がなされ保障も充実しています。
ではどういった対策をしているのかを見ていきましょう。

安心して住んでいただきたいからこそ、きちんとしたシロアリ対策

建物の基礎の部分をベタ基礎という施工方法を用いられています。基礎を面で固めることにより、シロアリの侵入経路を塞ぎます。

さらに、基礎と土台の間に基礎パッキンを設置する事で、痛風性能を高め床下を乾燥状態に保ちシロアリが生息しにくい床下環境を作っています。また、使用される木材もベイヒバなど、シロアリの好まない材質を使用し、駆除処理を行った乾燥木材を使用しています。すでにシロアリが寄生している木材を使用したら、どんなに外に侵入予防線を張っても意味がありませんからね。

居室に給気口を設けることにより、24時間クリーンな空気を取り込み、湿気を少なくさせているのです。また木には調湿機能があり、湿度を人の好む方向に調湿します。また、木は熱伝導率が低いので、熱を伝えにくく、沖縄の暑さを和らげます。夏は涼しく、湿気の多いジメジメした嫌な環境を良くする、、、まさに高温多湿の沖縄にピッタリなのです。

安心の保証

5〜6年毎に定期的に、点検し、防虫防蟻(ぼうちゅうぼうぎ)処理といったメンテナンスを実施することにより、30〜35年の保証をつけている建築業者がほとんどです。

シロアリの発生する環境を熟知し、好まない木材を使用して、基礎の部分で侵入経路を塞ぎ、床下、室内とあらゆる所で換気。防塵防蟻処理を定期的に実施することにより長期の保証までつける。保証を付けると言うことは単純にシロアリに食べられないといった、建築会社の自信の表れでもあるのです。

まとめ

沖縄ではシロアリに食べられるから、といった理由で木造住宅を敬遠し、『沖縄=コンクリート住宅』といった考えの方がまだまだ多いのが非常に残念です。 木造住宅に住む=自然の中に溶け込んで住む すなわち自然と共存すると言うこと。それが健康や地球環境・エコに繋がる住宅の在り方だと考えます。

人は、家族の幸せのために家を建てます。健康的で居心地が良い家に住みたいですよね。 それを実感できるのは、『木造住宅』ならではだと確信しています。

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