沖縄のお祭り行事!三大綱引きの紹介!!


皆さんこんにちは〜!
沖縄のお祭り行事の『綱引き』100を超える地域で開催されており、特に南部地方が盛んで、『那覇大綱挽』『糸満大綱引き』『与那原大綱引き』は、三大綱引きと呼ばれています。
今回は、三大綱引きについて、記事を書いていきたいと思います!

網はギネスにも登録!那覇大綱挽まつり

那覇大綱挽は、毎年、10月の体育の日(第二週月曜日)を含む三連休に、奥武山公園を主会場に開催されます。国道58号線を封鎖して約1万5000人以上の大人数で引っ張りあいます。

世界一の綱!


やはり何と言っても圧巻なのはこのぶっとい綱。 1995年に、全長172m.直径1m54cm.重さが31t 730kgと、米藁で作られた世界一の綱として、ギネスにも登録されています。登録後も綱は成長していて、ギネスを更新し続けています。2017年の那覇大綱挽は、全長約200m、重さ約40tにもなっています。

交易都市那覇の象徴!!

各地方の綱引きが豊年祈願や厄介払い、雨乞い等を起源とするのに対し、那覇大綱挽は交易都市那覇を象徴する大綱引きとされています。 1600年代から行われていたとされています。17世紀頃にお祝い綱として不定期に何度も開催されていたが、1935年を最後に途絶えてしまいました。ですが、その後、1971年に那覇市制50周年記念事業として復活しました。

戦争後に合併した、首里、小禄、真和志も新たに加わり東7町、西7町の対戦となり、一大イベントとして現在に至っています。

糸満大綱引き

県内各地で開催されている綱引き行事の中には、観光化され祝祭日に行われているのもありますが、糸満の大綱引きは伝統を重んじ、毎年旧暦の8月15日に行われています。 五穀豊穣、大漁祈願、家内安全、無病息災を願い南北に分かれた雌雄の結合により実りを与祝し、どちらが勝っても、ゆがふう(世課報:豊作、豊穣、幸福などを意味する言葉)になるとされています。

糸満大綱引きの特徴

綱引き当日に、綱作りをするのが糸満大綱引きの特徴です。その大きさは、雌雄合わせて、全長180m、直径1.5m、重さ10t。那覇の綱には劣りますがかなりの大きさですね!

綱が完成すると、市民約千人の歌や舞踏、子供のエイサーなどの道じゅね?と呼ばれるパレードが行われます。その後支度(シタク)と呼ばれる伝説上の人物に扮した若者が南北に分かれ登場し、綱の中央でにらみ合いをし、その後、いよいよ綱引きの本番が始まります。

勝敗を分ける 駆け引き戦!

綱引きは、30分間とし、10m以上引いた方の勝ち。時間内に引けない場合は2m以上引いたほうの勝ちとされています。 お互い一斉に引き合うのは数分で、綱の上に乗って重量をかけ体力を回復させたり、疲れてきたころ合いを見計らって一斉に引いたりと双方で駆け引きが行われたりと他ではあまり見られない特徴もあります。

戦前(昭和21年より前)は、勝敗が決まるまで何時間でも引き合っていたんだとか・・

400年以上の歴史を持つ与那原大綱引き!!

与那原大綱曳は400年余の歴史を誇り、もともとは”豊作祈願”の神事として始まったと言われています。開始の合図がないのが、与那原大綱引きの特徴です。

与那原大綱引きの由来

その昔、稲が不作で害虫が発生していて、村人達は餓死寸前まで追い込まれました。困り果てた村頭が老人に相談し、「村民総出で鐘やドラを叩き、大声を出しながら綱を曳くように」と言われ、その結果害虫はいなくなり、そこから始まったとされています。

道ジュネー

綱引き用の大綱は東(あがり)と西(いり)がそれぞれ持ち寄り、”御殿山青少年広場”でお互いの大綱を棒(カナチ棒と呼ばれる)で、一つに繋げます。

「中央通り」〜「御殿山青少年広場」まで、大綱を担いで行進する行程を「道ジュネー」と言い、 「道ジュネー」で大綱が移動するなか、支度(シタク)が大綱の上に堂々とした姿勢で立ち、見得を切ります。

支度を乗せた大綱が街を移動する姿はまるで龍に乗って行進しているかのよう。 東西それぞれの大綱がカナチ棒で結ばれた瞬間が開始の合図です。

かなり古くからの歴史を持つ与那原大綱引き。国道329号線を封鎖して行われる綱引きは圧巻です。

沖縄のお祭り 三大綱引きのまとめ

沖縄の各地で行われている『綱引き』。その中でも三大綱引きの紹介でした。 間近で見る綱の大きさや迫力。古くから伝わる伝統や風習。各地の綱引きの特徴。是非、一度は見に行く価値ありです!