沖縄の《ムーチー》って?何?

はいさい!那覇支店の水野です。

沖縄県外の皆さん!
沖縄にも「寒い」って言葉があるのはご存知ですか?
なんて事言ったら怒られますね(^_^;)

でも、これは驚きじゃないですか?
沖縄にも霰(あられ)が降るんですよ!

気象に関する事はそのうち書きますが…
沖縄に来てから幾年か経ちますが、1年目の冬はどうという事もなく、さすが沖縄!冬がない!常夏の島だぜ!
なんて思っていましたが、うちなー達の言う通り、やはり冬はあるのです。

沖縄の冬は気温の寒さより北風の冷たさ

何が寒いって沖縄の人は基本薄着です。
「寒い、寒い」って言いながら島ぞうり(ビーチサンダル)だったり、重ね着を嫌がります。
もちろん個人差はあると思いますが沖縄あるあるに採用しても平気かと思います。

そんな寒さが厳しいのは1月から2月にかけての、実質2週間ぐらいでしょうか…
その間も、暖かい日、暑い日も混ざってきますから笑

沖縄は旧暦が大事なんです

沖縄県は旧暦の行事を大事にする地域です。
お盆は内地でもエリアによって旧暦、新暦は有名ですが、清明祭やハーレーなど、様々な行事ごとがあります。
その行事ごとをしっかりと行う非常に信心深いのか、風習として行事を大切にしているんだなと感じます。

旧暦の12月8日

旧暦なので毎年新暦の、なん月なん日と言い切れないのですが、毎年旧暦の12月8日は沖縄では「ムーチー」の日となっています。
もちろん沖縄生まれ沖縄育ちの方々はムーチーに馴染み深く子供の頃から作ったり、配ったり、お供えしたりしたと思いますが…

はい、ないちゃー(内地者)にはわかりません。
何すか?ムーチーって?何なんすか?

意味わからんまま、糸満市で新居を購入して頂いたA様の奥様に手渡されました。

A様「ムーチー良かったら持って行って」
わたし「ありがとうございます」←何だかわからないけど貰う

なんじゃ?こりゃ?
葉っぱに包まってるものを恐る恐る開けると…
ベタベタしてるし…紫だし…こいつ毒もってんのか?
スライム状の毒もってるのは確か緑色だしな…
ん?ベリースライム?いや色合い的にはドムか?ドムだ
マッシュ!オルテガ!ジェッ…

脱線がひどいですが…いやホントにこりゃなんだって思いましたがどうやら食べ物らしい
そりゃそうか(笑)
名前的にも触感的にも何となくは想像できたけどね

もーちーでしょ?

柏もーちーでしょ?

柏がないから違う葉っぱで包んだんでしょ?

よくわからないけど懐かしい味わいでチープな感じ
好きです。
むーちー、字もそうですが、この餅よく伸びます。

鬼餅寒(むーちーびーさ)

沖縄の方言もよく伸ばしますが、この沖縄県でも1番寒いこの時期をムーチービーサというらしく旧暦の12月8日にムーチーを用意し健康と長寿を祈願し、縁起物として食すそうです。

毒なんか入っていません!!美味しいです!!

強く言っておきます。はい。

この風習は沖縄本島周辺での風習で、宮古島や八重山諸島ではあまり風習としては行われないようです。

だから結局ムーチーってなによ?

いわゆる餅菓子なんですね、餅粉をこねて紅芋や紫芋などで色を付けたり白いままだったり
こね上がった餅を月桃(げっとー)の葉で包み蒸しあげて完成

「餅」の沖縄方言により「ムーチー」として変わったらしいです。
(‘Д’)やっぱりな

餅の割には物騒な表記するな…「鬼餅(ムーチー)」

そもそもの由来は民話による。
昔、首里から大里に移り住んだ男が夜な夜な鬼になって人畜を襲う事から、その男の妹が憂いて、鉄釘入りのムーチーを兄に食べさせ、弱ったところを海に蹴り落として殺したというものである。このように、鬼退治にムーチーが使われたことから「鬼餅」=ムーチーと呼ばれる。

鬼退治にはキビ団子だったり、豆だったり食材を利用する事が多いようです。
鬼を倒す際に直接ないし間接的に利用する食材や料理は歴史が長いですね。うんうん

アーカ オーニー

ムーチーの歴史

初めて、ムーチーが姿を見せるのは『琉球国由来記』という首里王府によって編集された書物で、1713年というから300年も昔なんですね。鬼となった兄を妹が退治する有名な起源説話とともに、12月に行われていたことが記されている。

ところが300年前、一般家庭でも鬼餅が行われたという訳ではない。王府関係者の編集した書物以外には1例も確認されてないそいうです。旧暦の1日や15日のように、月の形をみても特定できない。見極めるには、毎年の新しい暦と、それを読み解く知識が必要だった。沖縄の一般家庭に暦が普及したのは明治期以降とされるので、今から300年前、ムーチーが行えるのは、暦を持つ首里那覇の士族層だけであった。このことは、ムーチーの発祥地が首里那覇であることも示している。

コークーオーウー

ムチムチのモーチモチ

旧暦文化が根強く残る沖縄県、本当に興味深いですね。
沖縄に来て、社内の従業員や、お客様、関連業者の沖縄人(うちなーんちゅ)の皆さんから色々なお話を聞かせてもらえて歴史や文化に興味がある私は楽しくて仕方ありません。
たまにご年配の方に大和人(やまとんちゅ)と呼ばれて警戒されたり、1枚見えない壁を作られてしまう事があり少し寂しい気持ちにもなりますが、それも色々な歴史がそうさせてしまうんだなと思います。

今後もナイチャー目線で沖縄の謎にグイグイ迫っていきたいと思います。ヨーロシークーです。