沖縄のスーパー サンエー

こんにちは!アイエー住宅販売です。

いままで、沖縄の企業を色々、紹介していきましたが(ブルーシールやキンタコ、オリオンビールなど…)遂にネタ切れです(笑)よく考えたら飲食しかない事に気づきました。という事で飲食以外で沖縄で有名な企業を考えた時に真っ先に出てきたのが、サンエーだったので、ちょっとサンエーについて調べてみました。

サンエーの歴史

半世紀前、1950年(昭和25年)宮古島に開業した「オリタ商店」がサンエーのスタートラインです。今では年間売上1600億円を超える大企業のサンエーですが、初めは小さな商店だったそうです。戦後の復興期で、物不足の時代です。自他共に苦しい生活環境の中、少しでも人々の生活を支えたいという使命感から、命がけで海を渡り、沖縄本島で生活必需品を調達し宮古へ戻り、商品を提供しました。

1964年(昭和39年)には、店舗を改装し、「オリタ百貨店」を開業します。戦後の「食べる」ことに必死だった時代から、生活にゆとりがではじめ人々の関心が「衣・住」に向いてくる、そんな時代の流れを予測し、衣料品中心の商品構成に変化させていきました。当時の沖縄は、米軍統治下にあり、本土渡航にはパスポートが必要な時代です。税関の規制や物流面の遅れから、お客様の求める商品を思うように仕入れることができず、悔しい思いをしたそうです。そんな中、本土復帰が具体化してくると、流通業がますます重要になると予見。復帰が遅れている沖縄にとって、流通業の発展がカギを握ると確信し、将来の多店舗展開に備え積極的に本土大手スーパーを勉強してまわったそうです。

創業から20年を迎えた1970年(昭和45年)サンエーの第1号店、那覇店を国際通りのはずれに開業。立地条件の悪さから「長くはもたないだろう」という周りからの声をよそに、手頃な商品、豊富な品揃えで売り上げ予想をはるかに上回る盛況ぶりだったそうです。

対面販売、ショーケース販売が主流の時代でしたが、お客様が自由に手に取って選べるセルフサービス方式を沖縄で初めて導入。また、お客様のニーズに一日でも早くお応えしたいと、本土からの商品取り寄せには航空便を使うなど、利益よりも「お客様に喜んでもらうこと」を最優先しました。

1972年には沖縄が本土復帰を果たし、本土大手企業が進出してくる中、サンエーもチェーン展開をスタート。地の利を知り尽くした地域密着の商品構成、店舗運営を心掛け、積極的に出店しました。また、出店は本土企業が出展するはずのない郊外から進めました。遠方から、商業が集中する那覇へわざわざ買い物に来るお客様のニーズにお応えする為、出来るだけ那覇と同じような商品を取り揃えることも忘れませんでした。

1977年には、沖縄市胡屋の「ファミリープラザコザ店」に食品部門を開設。毎日の生活に必要な商品を一箇所で買える便利なお店を目指し、初めての衣料、食品、住居関連用品の総合大型店舗を開設しました。

1982年、物流部門を強化するため、サンエー運輸株式会社設立。海に囲まれた島国・沖縄と言う物流面でのデメリットを克服する為、流通業の常識に反する形で自社独自の流通システム構築を開始。コンピューターシステムと連動させた物流の効率化を目指しました。

まとめ

こうして株式会社サンエーは誕生したんですね。やっぱり大企業になる会社は利益よりもまずはお客様の為にどうしたらいいかを考えているんですね。上では株式会社サンエーが誕生するまでを書きましたが、その後も巨大ショッピングセンター、「那覇メインプレイス」や「大山シティ」、「しおざきシティ」など更に発展していっています。現在では小売店舗66店舗、外食レストラン14店舗、ホテルペンション1店舗もあり、他にも子会社の株式会社ローソン沖縄は直営店3店舗、FC店舗207店もあります。従業員数は7142人もいるそうです。さすがサンエーですね。