沖縄で見られる野鳥《豊見城市の場合》

首都圏に比べると、まだまだのどかで自然の多い沖縄。那覇市内で見られる野鳥と言えばスズメや鳩くらいかもしれませんが、すぐお隣の豊見城市では2度見したくなるような野鳥に出くわすことがあります。

そこで那覇市では絶対に出会わないであろう、豊見城市で見かけた野鳥をご紹介したいと思います。

なぜ豊見城市には野鳥が多いのか?

那覇市の南に位置する豊見城市は、昔から農業が盛んな地域です。平成14年に市制が施行され、豊崎や宜保等の商業エリアは目覚ましい発展をしています。その一方、市面積の大半が市街化調整区域となっていて、畑や水路も沢山見られます。

三角池の《クロツラヘラサギ》

豊見城市の野鳥と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、渡り鳥のクロツラヘラサギです。ペリカン目トキ科の鳥で、その名の通り黒い顔とヘラのような形のくちばしが特徴です。

10年くらい前、このヘラのようなくちばしに釣り糸が絡まり、エサが捕れずに弱っている個体が発見されました。与根地区の第一遊水地(通称:三角池)に飛来したその個体は、保護されるまで何日間もニュースで取り上げられました。動物好きの私と家族は、夕方のニュースを見るたび心を痛めたことを覚えています。

最終的には保施設で元気を取り戻し、無事に野生に還って行きました。それがご縁となってか、クロツラヘラサギは豊見城市のシンボル的存在になっています。

小さくても勇ましい《サシバ》

クロツラヘラサギ同様こちらも渡り鳥で、タカ目タカ科の鳥です。私が目撃したのはとある冬の日。交通量の多い主要幹線道路の電柱の上でした。「鳩にしては大きいけど、あの鳥なんだろう?」と思って見上げてみると、そんなに大きくないにもかかわらず明らかに猛禽類です。「えっ?!」運転中だった私は、困惑したままその場を走り去りました。

後で分かったのですが、その時期はサシバが沖縄本島へも飛来してくるそうで、農耕地の多い豊見城市でも見ることができるとの事でした。

小型の猛禽類、サシバ。とってもカッコいい鳥でした。

ヤンバルクイナの親戚《バン》

(こちらはバンの写真)

豊見城市のグルメスポットとして、ガイドブックなどでも有名な「与根食堂」というおそば屋さんがあります。その敷地の隣に用水路があるのですが、時々、ヤンバルクイナっぽい鳥を見かけます。ヤンバルクイナはその名の通り、山原にしかいません。与根に住んでいる鳥の正体は《バン》という、ツル目クイナ科の鳥です。

黒い体に赤いくちばし。大きさや見た目もヤンバルクイナと結構似ています。


(こちらはヤンバルクイナです)

違いと言えばヤンバルクイナの体にある白いシマ模様が、バンにはありません。全体的に真っ黒です。もう一つ言うと、ヤンバルクイナは生息域の山原でもなかなか見られませんが、バンは南部の川でも簡単に見つかります。同じクイナ科でも稀少価値が全然違いますね・・・。

(引用:おきなわカエル商会『沖縄の鳥類 Birds of Okinawa.』)

まとめ

豊見城市に生息する野鳥の中から完全に個人的な好みで3種をチョイスたのですが、皆さんはいくつ出会ったことがありますか?豊かな自然は沖縄の宝です。これからも、生き物と人が共存できる沖縄であって欲しいものです。

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今回は豊見城市で見かけた野鳥3種についてお話しましたが、そのほかにも沖縄の鳥に関する記事があります。是非、ご覧ください!

『沖縄の希少動物~ヤンバルクイナ~』

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